脱 ケミカルデイズ! 知っていますか 身の回りの製品中の化学物質

子どもたちの健康に赤信号が点っています。ぜん息患者は20 年間で3 倍に、水頭症などの先天障害は25 年間で2 倍に、男児の出生比率が年々減少し、ADHD(注意欠陥多動症)などの発達障害も増えています。
主要原因として、特に胎児期、幼児期の化学物質への曝露が疑われています。一方、成人では、ごく微量の化学物質に反応して普通の生活が困難となる化学物質過敏症やアレルギー体質の人も増えています。環境省では、10 万人・21 年間(調査参加者登録3 年、追跡13 年、解析5 年)にわたる初めての大規模なエコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)をいよいよ開始します。その中で、環境中の化学物質と健康との関わりが明らかにされることが期待されますが、結果が出るまで待つ時間はありません。私たちが今すぐに出来ることは、安全性が疑われる物質を使った製品を使わないこと、あるいはより安全な代替品にかえることです。
この冊子では、身の回りの製品に使われている化学物質の種類や毒性、代替品、気をつけることなどをまとめています。本当に必要なものかどうか? 安全なものかどうか? 環境によくないものではないか? をよく考えれば、シンプルで安全で、しかもお金のかからない素敵な生活が待っているのです。
そのために本冊子がお役に立つことができれば、幸いです。
・A5版 99 ページ
・500 円(送料別)

編集・発行 化学物質問題市民研究会
2010 年3 月30 日発行
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