われわれには生活があるから

関東地方、よい天気が続きました!主婦しながら仕事している方々には、よかった〜〜!の連休前半でしたよね。
スギ花粉が終わったようなので、空気清浄機を収納。
もう寒くならないようなので、冬服と冬布団も収納。
後半は、この暖かさで逆に伸びてきた雑草と戦って、6日からはスッキリ、仕事に戻れるかな?

高校で交換留学したホームステイ先は、MIT教授宅。ダディはMIT教授として、当然一流の仕事をしているのですけど、朝は5時に起きて1時間走ってるし、16時には帰って中学の息子のサッカーチームの監督やってるし、サマータイムは一緒にクルマで1時間かけてお目当てのアイスを食べに行き、22時頃にはMASHを見にリビングに出てくる。そして23時には寝る。

日曜には同僚を誘ってのパーティーなんですが、料理を作るのはダディとそのお友達で、延々「究極のハンバーグとは?」を議論しながら、あんな大きな手でそこまで肉をこねらなくても。。。
その横でマムはいつもソファでテレビみてくつろいでました(時々、1週間分の洗濯を回している装置の点検に、地下に降りていったけど)。

そして長男はMITの医学部にストレートに受かった秀才なんですが、毎日曜、ダディと二人で芝刈り。これが高度成長期の猛烈サラリーマンを父に持った私の対局にいた、欧米の「知」でした。

日本はあの頃のアメリカ程度の豊かさはもう到達したハズなのに、なんでこうなんでしょう?と思わないでもないです。なんで、イイ若いモンが、いまだ巨人の星とか、アタックナンバーワンとかなんでしょうね。その一方で、私にはおよそ不健全なニヒリストの男達とか。
まあ、女性としてサイエンスしている(つまりオヤジ化していない)方には、オボロゲに感じていることだと思いますが。

その業界の価値で頑張るしかなくて、それだけが価値の男性はすごく多い。そしてそれに反発して、でも何もできないから、ニヒリズムに走る。でも幸か不幸か、この国で女性でサイエンスをしようと思ったときには、別の選択肢があると思うのです。

それでこの国で生き残るのは不利で、私同様窮屈に感じるかもしれない。でも、ちょっと頑張れば、世界では通用するんじゃないかな?だってそれが、ダディが教えてくれた「生活」というモノだから。

若い女性研究者、だから諦めないで!