10年以上前に企画し、2年もあればできると考えていた「貧酸素水塊」出版。交通事故で脳脊髄液減少症になり、クリエイティブなことが全くできなくなって頓挫。今になってようやく、完成まであと一息!という段階に到達しました。
この本の特徴のひとつは、1930年代の全国の湖沼の溶存酸素濃度を掲載すること。西條八束先生に吉村信吉先生のご遺族に連絡を取っていただき、博士論文のデータ掲載をご許可いただいていました。
「こんな感じで載せようと思います」と出版社から届いた原稿を見て愕然。「δcc/l」って、何???こういうワケ分からない部分は、まとめて西條先生にお尋ねしようと思っていたことを思い出しました。この本の出版を、とても楽しみにして下さっていた西條先生。事故のおかげで様々に悔しいことのひとつが、先生の生前にこの本を出せなかったことです。でも、もし事故で死んでいたら出すことは不可能だったわけですから、不幸中の幸いと思って、あとは頑張るしかないです。
頓挫している間に、諫早では開門調査をするとか、三河湾を埋め立てる計画が出たりとか、大幅に書き直しを要するところがでてきて、そこをこの連休でまとめれば、何とかなりそうです。