池田宏先生(元・筑波大学)から、ジオツアーのご案内をいただきました。
台地だけで見所がいっぱいなので、低地や鹿島灘については次回のジオツアーで見ることにします、ということでした。ホントに!今回の見所の多さは感激物です。学部3年の頃は海岸地形を進級論文のテー万にしていたので(当時の地理は卒論とは別に、3年から4年に進学するために大巡検報告を進級論文として提出していました)、こういうテーマは大好きです。
つくば地形教室「東茨城台地ジオツアー」のお知らせ
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日 時:2010年5月29日(土) 午前8時〜午後5時
午前8時 池田 宏宅出発 小雨決行
案内者:大井信三(国土地理院)・池田 宏(つくば地形教室)
持ち物:昼食(途中で購入可能)、長靴(必携)、雨具、調査用具
参加費用:ガソリン代+高速代+レジメ代など1000円
参加申込み:E-mail などで、5月21日(金)までに
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東茨城の丘陵・台地の地形・地質に最も詳しい国土地理院の大井信三さんと、12万年前に現在の九十九里平野の2倍の幅があった東茨城台地の浜堤列海岸平野の痕跡を巡ります。霞ヶ浦周辺では霞ヶ浦−行方台地−北浦−鹿島台地という2列の地形配列が見られるのに、涸沼周辺では涸沼−東茨城台地という1列だけ。これは何故? といったことを探ります。
つくばから常磐自動車道で水戸ICへ。その付近から
1)台地上に水田の広がる東茨城台地内陸部‐ラグーンの痕跡‐
2)浜堤列を横切り、浜堤の海浜堆積物の露頭(水戸市田沢)
3)ラグーンの泥層の見える涸沼川中流の露頭と谷埋め泥層を削る立川面相当の低位段丘(笠間市大古山)
4)愛宕山に登り、高いところから東茨城台地を眺望
5)浜堤間低地起源の低層湿原からなる野口池湿原
6)涸沼川が作った台地の開析谷内の非対称段丘はなぜ出来たのか?
7)6-7世紀の小幡北山埴輪製作遺跡
8)涸沼から北浦へ江戸時代に掘られた勘十郎堀(紅葉運河)跡
9)勘十郎堀を掘った土が載る見和層の露頭(茨城町本郷)
10)見和層・笠神層の新模式地の露頭(茨城町剣尺)本郷と剣尺、涸沼の対岸で見和層の層相が異なるのは何故?
茨城南ICから高速道でつくばへ戻ります。
興味のある方は、どなたでもどうぞ!
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〒305−0051 つくば市 二の宮 2−16−2
E-mail : tsrfh511@ybb.ne.jp 池田 宏
(池田宅への道順)
・西大通りから、洞峰公園の入り口(パン屋アンデルセン)の角を東へ入ってT字路4本目の角(角に空色の美容室)を左折。右側9軒目(突き当たり手前)の白い平屋の家。西側に7階建ての赤いマンション。
・東大通りから、宇宙センターと産総研の間を西へ入って、T字路3本目の角(角に空色の美容室)を右折。右側9軒目(突き当たり手前)の白い平屋の家。
・TXつくば駅から南へ、二の宮公園を経て、洞峰公園に突き当たる。そのT字路を左折し、すぐ次のT字路をを左折。右側9軒目(突き当たり手前)の白い平屋の家。