モク採り当時の手賀沼

「美しい手賀沼を愛する市民の連合会」で講演させていただきました。手賀沼に関わって4年しか経っておらず、話を聞いて下さっている市民の皆様の方が具体的にはよくご存知で、いろいろなことを教えていただきました。たとえば、手賀沼にミジンコが少ないのはスジエビが食べているからではないかとか、表層底質については浚渫の関係で土木関係の部署にデータがあるはずだ、とか。
また極めてラッキーなことに、かつて手賀沼湖畔で農業を営んでおられた齢90歳の方とお会いすることができました。ご自身はモク採りはしていなかったそうですが、「知り合いはやってたから、必要なら紹介しますよ」とのことでした。その頃の子供は、私が長良川でやってたのと同じように、足で踏んで当たったものを足で採るという方法でシジミ採りをしていたそうです。ということは、当時のマシジミ漁場はやっぱり砂だったんですね。
手賀沼で採れたウナギは、東京に持って行くと「アオウナギ」と称されて珍重されていたそうです。また手賀沼のモクで育てられた野菜類は女性がかついで東京に売りに行っていたなど、先日のサマージャンボ宝くじ予算でやろうとしていた研究のとっかかりが、今日いただいた情報で出そろった感じです。