噂はホントでした

まるで太った芝生のようにカラカラの地面を覆っている、この植物は何でしょう?

答えは、「水草」であるはずのナガエツルノゲイトウ。8月11日記事に、手賀沼に侵入して大群落を作っている写真を掲載しています。全く似ても似つきません。
4年前に観察した印旛沼の群落も手賀沼群落のような感じで、「恐怖の水陸両用外来種」と言われている割には水辺にしかないなぁ、と思って眺めてました。ここ、淀川河川敷では、本当に水陸両用でした。案内して下さった方によると、宮崎県あたりでは牛の牧場なんかがこの外来種におおわれてしまっているそうです。
水陸両用と水辺にしか生えられないのと、どのような環境要因で別れているのか。両用になっているところの分布を調べれば目処がつきそうな気がします。もしかしたら、手賀沼の乾いた地面にも芝生に化けて生えていたかもしれないので、要再チェックです。
それにしても逞しい生命力ですね。どうやって湿地からカラカラの大地まで生息できるのか、メカニズムを調べるのもおもしろそうですし、同じく逞しくはびこるドクダミなんかが薬効があるみたいに、有効成分が含まれているかもしれません。そういえば、虫にかじられた痕跡をみた記憶もないので、虫除け効果のある成分もあるかも。