カメノテの刺身

6日の陸水ゼミは、M2による陸水学会の発表練習。2日前に屋久島の樹林化調査から帰ったばかりなので、きっとM1へのおみやげを持ち込んでるだろうなと思っていたら、案の定。でもちょっと様子が変。
「これ本当に食べれるんですかぁ?」
M1のN君が不安そうに見ているのは、カメノテ
そうだよねぇ、初めてだと不気味だよねぇと思いつつよく見たら。
「え?これ、もしかして生じゃない?」
「そうなんですか?現地でこうやって売ってたんで。」
違います!カメノテはゆでたてがおいしいんです!
刺身状態で食べてしまったN君、しばら〜く不安そうでした。
ゼミの後、M2のY君達がゆであげた物を持って来てくれました。
「先生、やっぱりゆでるとおいしいです」
本当に。屋久島のカメノテって、スペインのシーフードレストランで頂いたのと同じくらい大きくて、かつ、味は格段においしい。屋久島にはあまり長い間滞在してなかったので、鹿肉をごちそうになる機会はあったのですが、カメノテはチャンスがなかったのでした。さすがグルメのM2、目の付け所が違う。
「この味、例えると何だと思う?」
「そうですねぇ、エビやカニに似てる一方で、貝にも似てるし」
まさにそうですね。手の形に似ている部分は、同じ節足動物であるカニに似た味。一方で付け根に近い部分は、貝の筋肉や、一部、サザエの内臓のような味がします。屋久島に行かれたら、是非ご賞味あれ。
写真は、スペインのシーフードのお総菜屋さんのショーウィンドウに並んでいたカメノテです。