NHK首都圏ニュース845へのクレーム

7日夜に何気なく見ていたNHK首都圏ニュース845。ニュースとニュースの間に無音で流されたシーンに驚き、電話とメール(400字以内の制限付き)で誤解を招きかねない部分を指摘しました。
不思議でたまらないのは、自然に咲いているアサザの群落を映していたのに、わざわざ字幕で「植えている」という趣旨の説明が入っていたこと。税金を費やしたアサザ植栽事業失敗の事実が広まらないように、どなたかがNHKを誘導したのではないかと思うのは、勘ぐり過ぎでしょうか。。。
以下はメール全文です。

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電話で指摘したように、7日に放映されたのは長年自然に維持されているアサザ群落です。アサザ基金という団体が国の予算も使い、本来それほど生えていなかった所に植栽したアサザは壊滅し、お花見ができる所はありません。然るに自然植生を映し、正確には覚えていませんが「植え込む運動(活動?)が行われている」との字幕を見た方は、植栽されたお花畑を見ていると誤解します。
アサザは葉が水面を覆うタイプの植物で、このタイプの植物が増えると酸欠になりやすく、環境が悪化します。そのような植物を、本来それほど生えていなかった所で増やす事業に対しては、地元市民団体や科学者などから根強い反対があります。私は水環境が専門なので、不明な点があれば問い合わせてください。
特定の団体による失敗した事業をあたかも成功したかのように、かつ美しい花により「自然によいことをしている」と誤解させるような放映は、公共放送として慎んで下さい。