NPO法人アサザ基金が中心になって行われている、アサザ植栽事業現場に立っている看板です。同NPO法人は「アサザだけが湖面をおおう霞ヶ浦を目指しているのではありません」とネットでは主張されておりますが、周辺に住んでいる私の目からは、こういう面が目立つことを指摘させていただきます。対処としてはこの看板を撤去するという表面的なものではなく、このような誤解を二度と起こさない方向でお願いしたいと思います。
なお、この記事は前日までに指摘したことを踏まえて書いています。安富東大教授は意図的にこの記事だけを引用して批判しており、自らが東大話法の元祖であることを示しておられます。安富教授のブログに対するコメントを下記にまとめました。
http://d.hatena.ne.jp/Limnology/20120806
追伸:
霞ヶ浦では約10年前、「絶滅危惧種を緊急に保存する必要がある」との口実で、環境アセスメントも行わないで、消波堤が設置されました。霞ヶ浦の保全については、住民であり研究者でもある多くの科学者が、大規模浚渫の是非を問うたり、あるべき自然再生事業を提案し、実践もしていました。それらの蓄積が全く無視され、何十億円もつぎ込んでアサザ基金を利する工事が行われたのです。粗朶消波堤に使われた粗朶は、アサザ基金の副理事が経営する団体から購入されるなど、科学的にも社会的にも疑惑だらけの事業でした。
行われてしまった歴史は残念ながら、あらゆる歴史と同様、元には戻せません。しかしそこから何を学ぶかで、私たちは未来を切り開いて行けます。
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