論文の書き方:ボケと突っ込み

冬休み明けにはこれまでの結果を論文にして提出!と伝えていたM1。今のところ全滅状態です。
これまでにも、ネタはあるのに「ど〜しても最後まで論文が書けない」タイプの学生がいました。その学生は書いているうちにアラが見えてしまって、追加実験をしようとか、これについて既往文献でサポートできないかと迷っているうちに、一体何を書いている論文だったのか分からなくなってしまう感じでした。自分の論文を突っ込みながら書いている感じです。
そこでボケ役になったつもりで、とにかく最後までお話を書いてしまいましょう。ボケなんですから、あやふやだったり、ちょっとおかしいかな?という部分があってもいいです。何を目的に、何をして、どんな結果が得られて、そこから何が言えるのかを意識してさえいれば。M1はみんなプレゼンはできているので、プレゼンの話し言葉のまま書くとか、それも難しいようなら録音して原稿に起こすとか、何をしてでもいいので文章の形のアウトプットにすることが大切です。図はPPTのをそのままコピペしても構いません。
最後まで書いたら、今度は突っ込み役の出番です。あやふやな根拠、破綻している論理などがないか検討し、修正していきましょう。どうしても破綻が直せなくても大丈夫。その破綻を解決するために、あと1年があるのですから。この時期に論文を書くのは、その為でもあるのです。逆に、この時点で破綻に気づかずに夏休みを迎えてしまっては、修復がまにあわなくなります。