つくば&陸水研の状況3月17・18日

つくばはまだ頻繁に揺れていますが、微震という感じです。
つくばの多くの研究所が被害にあい、電気も水も止まったので、バイオアッセイ用のメダカやミジンコを飼育している国立環境研の知人は毎日近くの川まで水を汲みに行き、大変だったそうです。
復旧後の通電時にも火災が頻発しているそうです。産総研では下記の注意書きが配られました。
・通電の際は、短絡(ショート)がないことはもちろん、全ての機器が配電盤から切り離されていることを確認すること。
・通電してから数時間の後に発火することもあるので、十分注意すること。

産総研の123・316実験室は、超純水製造装置と質量分析計以外はほぼ作動を確認しました。
学生さん自身の安全は確認済みの陸水研ですが、1名は一時帰国、1名は帰省して避難しています。ご家族・親戚が福島、茨城、千葉にいる学生さんについて状況を尋ねたところ、生活には支障がないとのことでした。卒業生も4名から無事の知らせやお見舞いのメールをいただきました。残り7名は被災地にはいないはずで、大丈夫だろうと思っています。
プライベートにもいろいろありました。卒業式も謝恩会も中止になった息子。卒業証書は後日郵送されるそうです。愛知県の大学に引っ越そうにも集荷停止状態なので、どうしても必要な物だけを個別に梱包して、宅配業者に持ち込んで送ることにしました。入学式用のスーツ、近所の紳士服店は建物の破損で商品を出すことができず、つくばセンターに数件ある売り場のうち、一番品揃えが多かったジャスコでサイズが合うものが1着だけありました。色が濃紺だったので、他の店に黒が無いか探してもらったのですが、茨城のジャスコは他の店も被害が大きく、全商品水をかぶってダメになったところもあるそうです。ようやく取手店に1着だけあることが分かりましたが、取り寄せはできないとのことで、とりあえずはこの1着で式服も兼ねられるように、カラーシャツと白のシャツ、白・黒・カラーのネクタイを揃えました。タイピンはよい品がなかったので(店の方によると、地震の混乱時に盗難にあったそうです)、父親のをもらうことにしました。こういう状況なので、28日くらいと、早めに愛知に送り出せるように準備を進めています。