修士1年のKさんと、「アサザ保全の緊急対策」として霞ヶ浦(西浦)に造られた消波堤8箇所全てを回ってきました。右岸35km地点にある石川地区は、今回初めて行きました。ここは土浦市石田地区同様、粗朶消波堤が造られていました。
河川環境総合研究所報告第14号(2008年)の事後モニタリング最終報告書で、粗朶消波堤は、「景観や漁網、河川管理構造物へ大きな影響を与える」とされています。また全ての消波施設について「かつてのような沖側での沈水植物の再生は達成できなかった」のですから、「既存の消波工については,現地の波浪状況や植生の保全・再生状況等を総合的に判断して,補修や撤去等の検討を実施し対応する」と書かれている通り、見直しを速やかに行って、骨組みだけになった粗朶消波堤を早急に撤去してほしいと思いました。この光景はあまりに見苦しいです。