7月15日に予定されている新領域消防訓練を控え、専攻陸域コースで予備訓練を行いました。
特に重視したのが、防火扉。火災が起こると自動的に閉まり、普段とは全く違った光景に一変します。火災報知器が鳴り響くなか、扉と扉に閉じ込められたらパニックになるかもしれません。
予備訓練では一時的に警報システムを切っていただき、実際に防火扉が閉まったらどんな感じになるのか、学生さんに見ていただきました。閉めた途端に「お〜〜〜!」とどよめいていたので、やっぱりこうなるとは想像していなかったようです。
防火扉には脱出できるように開閉できる小扉がついていますので、閉じ込められたらここから逃げて下さいとお示ししました。
また過去に起こったドラフトが焼ける火事の教訓から、火災時には煙で視界が30cm以下になる場合があり、見えるのは赤ランプがついている消火設備くらいになるかもしれないこと、なので設備の扉をあければ中に消火器が入っていることを忘れないようにとお願いしました。
非常時にはどういうことが起こりえるのか、日頃から想像力をたくましくして対処を考えておいてほしいと思います。