鳥取大地震

昨日初めて訪れた鳥取市街は、松江と違って江戸時代以前からの建物が見あたらず、道路も直線的。空襲も無かったはずなのになぜなのか地元の方に尋ねたところ、第二次世界大戦さなかの1943年に地震が起こり、鳥取市の中心部は壊滅、城下町だった古い町並みは全て失われてしまったそうです。この惨事は、戦時中の情報統制下で外部にはほとんど伝えられなかったそうです。
さらに9年後、追い打ちをかけるように火災の延焼で、市街地のほとんどが消失しました。
大正・昭和にかけて、日本海側でも都市が壊滅的に破壊されるような大地震が起こっていたことは、社会系の小中学校の教科書で紹介すべきではと思いました。そうすれば、日本は東海や南海道だけでなくどこでも破壊的な大震災が起こりえると、都市計画を考える際の心構えが変わってくるのではないでしょうか。