推薦所見

「今朝、父が心筋梗塞のため急死しました。もとより奨学金を借りて大学院に進学するつもりだったのですが、父が亡くなったことで絶対に必要になってしまいました。」とのメールが届いたのが9日前。来年4月に入学する学生さんからです。
彼はその日のうちに所得関係の書類を取って、東北から実家のある東海に移動。葬儀と平行して奨学金申請の手続きを進め、「指導教員推薦所見」の書式は今日、届きました。
ほんの数行分しかない所見欄ですが、間違っても私の推薦文がまずくて落ちることがないように、慎重に言葉を選んでいます。