アサザ基金の欺瞞

「欺瞞」とは、あざむくこと、だますことです。
NPO法人アサザ基金のホームページに書かれていることは、単なる見解の相違を越えて、欺瞞が多々見られます。
このブログでは折に触れてその欺瞞を指摘してきましたが、複数のカテゴリーに分かれていること、日記検索で「アサザ」を引くと膨大になってしまうことから、一般の方にはわかりにくくなっていました。そこで特に欺瞞が分かりやすい記事を選んで「アサザ基金の欺瞞」というカテゴリーにまとめました。
湖沼環境を守るとはどういうことか、自然再生とは何かをそれぞれに考える上で、ご参考になりましたら幸いです。
なおアサザ基金に関するコメントや質問は内容が似ていることが多いので、重複を避けるため公開の承諾をいただいた方にのみ、このブログ上で回答いたします。


(追記)問題点の一部を箇条書きにしました。
アサザ基金の主張(「アサザ基金」のホームページから)
アサザは酸素を出すので水面を覆っても酸欠にはならない。
アサザは砂をためる。消波堤はアサザが砂を貯めるまでの保護措置。
アサザが増えるとやがては沈水植物が復活し水界生態系が再生する
・粗朶消波堤は環境にやさしい。
アサザの復活が霞ヶ浦生物多様性もしくは自然再生の指標になる。

実際に起こっていること&科学的事実
アサザが一面覆ったアサザ植栽地は酸欠になっている(=環境破壊)。
アサザは砂をためない。現場ではアサザ保護のための消波堤で泥や有機物がたまってハスが進入(=環境劣化)。
・造成工事とアサザ植栽によって砂を生息場所とした二枚貝などが死滅、二枚貝に産卵するタナゴ類も激減(=環境破壊)
・粗朶は流出して景観や漁業に悪影響を与えた(=環境破壊)。また粗朶であれ石積みであれ、消波効果がある=泥を貯めることになる。
・1980年代当時のようにアサザが復活することが、霞ヶ浦生物多様性もしくは自然再生の指標になると主張している科学者はいない。