頸椎椎間板

脳脊髄液減少症の主治医の先生から完治宣言を頂いて以降も、首を引きちぎってしまいたいくらいの痛みだけはどうしても残っていました。半年前から背中も痛むようになりました。横になるとましになるので脳脊髄液減少症の症状だと思っていましたが、首を回したときの音がおかしいことなどから、これは脳ではなく首の物理的な変形が原因だろうと判断し、年末に整形外科で診てもらいました。結果、5,6,7番目の頸椎椎間板の空間がほとんど無くなっていました(ついでに背骨もS字型に変形していました)。以来、首にカラーを巻いて過ごしたところ背中の痛みはおさまりました(姿勢が変わったためか、別のところが多少痛みます)。リリカカプセルとトラムセットを処方され、後者は首の痛みにかなり効きます。
37歳で交通事故に遭ってからどんどん体調がおかしくなって、41歳の時に整形外科を転々としました。ある病院では5番目と6番目の間が頸椎椎間板ヘルニアと診断されましたが「それが原因で記憶がなくなったり、そこまで疲れるはずはありません。それらの症状は更年期障害でしょう。」と言われ、牽引治療をされました。症状はますます悪くなりました。
それで整形外科を10年間避けているうちに、椎間板がさらにすり減ったようです。
私のように椎間板の症状と脳脊髄液減少症を併発するケースは、それほど珍しくはないと思います。今でも、脳脊髄液減少症を否定する整形外科医は多いようですが、主治医の先生によると少しづつ認知されてきているとのことです。脳神経外科と整形外科との間で認識が共有され、説明できないことを「更年期」などと逃げることなく、交通事故による後遺症が的確に診断され、治療されるよう願っています。