大学院では、学生さん達の追い込みが11月から断続的に始まります。
まず課程博士の中間審査が11月にあり、3月に学位を取得する学生さん達の最初の追い込み。
次に年末締め切りの博士論文の提出。完成論文を提出したら、主査・副査の先生に持参、もしくは自分でお送りして査読をお願いします。審査はたいてい1月で、学位取得予定の学生さんをもつ先生方は、日程調整に苦労されます。私の場合、今年はお二人の副査を務めます。みなさんの日程がなかなか合わず、おひとりは夕方18時半からという遅い時間から審査が始まります。審査される学生さんの方はこの間に、発表会の準備です。
修士の学生も、1月には追い込みが始まります。私の学生の場合、地球惑星の学生さんが1月26日、自然環境学専攻の学生さんは27日が締め切りです。修論発表会は地球惑星も自然環境学専攻も2月5日の週です。それまでに学生さんは発表会準備で休む暇もないわけですが、教員も大変です。私の場合、自分が主査する論文を2本、自然環境学専攻の副査を2本、地球惑星は未だ何本副査が割り当てられるのか分からないという恐ろしい状態です。
自然環境学専攻修士の場合、修論発表会翌日が博士課程の入試です。それが終われば修士・博士の学生さんともに、指摘された事項を修正して学位論文を期日までに提出、3月22日の学位授与式までようやく一息つける方がいる一方で、3月に学会発表がある方(特に博士進学予定の修士)は、発表準備に追われます。
何事もそうですが、何はともあれ体力は必要。頑張りと無理をはき違えないで乗り越えましょう。