昨年9月14日に、沈水植物復活前後のお糸池をご紹介しました。その時に写真を提供して下さった地元の方から、今回は、池干ししたお糸池の写真を頂きました。
白く湖底を覆っているのは何だと思われますか？
近づいて見ると、シャジクモであることが分かります。シャジクモはカルシウムを沈着するので、乾燥して枯死すると葉緑素が分解して、白く見えるのではないかと推測しています。
地元の方からのお便りには、「近所に住んでいらっしゃる方のお話だと，水が引いてシャジクモが出た瞬間の光景はこれよりも美しく，池全体にグリーンボールが浮いているような，この世のものとも思えない光景だったらしいです。」とありました。かつて、ため池にシャジクモが繁茂するのが当たり前だった時代には、各地でそんな光景が年一度見られたのかもしれませんね。
