ライギョって。。。

もしかしたら外来種じゃないかもしれないそうです。
今日のゼミでM1のM君が発表してくれた内容によると、江戸時代の文献にライギョらしき魚が記載されているそうです。パワポで示してくれた図は、確かにライギョに見えました。これがライギョなら、外来種は明治以降に日本に入ってきた生物と定義されているので、ライギョ外来種じゃないことになります。
いまのところライギョタイワンドジョウ科のカムルチータイワンドジョウ、コウタイの総称)は日本の在来生態系を攪乱している事例はほとんど報告されていないそうですし、アメリカザリガニの捕食者でもあるし、水草再生を考える上でキーパーソンではないかと思います。
ところで「タイワンドジョウ」は、私が子供の頃は増水のたびにどこかからか流れ着いたのが田んぼで泳いでいて、比較的馴染みのある魚でした。今日のM君の発表で、タイワンドジョウは西日本の極く限られた地域にしか移入されず、また広がっていないことを初めて知りました。人は自分が子供の頃の光景が原風景になってしまうのですが、それが必ずしも普遍、もしくは本来の光景とは限らないことは「里湖モク採り物語」の冒頭にも書いたところですが、そうであることを改めて感じました。