7月8日、2012 ASLO Aquatic Science Meetingがびわこホールで始まりました。
17時からのオープニングの前に、ジャズミュージシャンの坂田明さんによるミジンコのDVD解説と演奏がありました。
スクリーンいっぱいに映し出されたミジンコの受精・産卵の様子の解説のあと、同じステージで演奏。曲目の中にはLake Mendotaとか、Silent Planktonと題されたものも。
オープニングの受賞講演に流暢な英語で質問されていた嘉田滋賀県知事。その知事とASLOの前会長・現会長の3人で鏡割りをしてレセプションが始まりました。
私は案の定、頸椎椎間板ヘルニアの鎮痛剤の副作用でひどい「新幹線酔い」を起こして、会場の隣に予約したホテルで寝たり起きたりで参加しました。
日本にASLOを招致するための情報収集にカナダのASLOに行ったのが2008年。翌2009年のニースでのASLOには招致委員長として出席して招致が決定。以後は国内委員長として協力してきたのですが、2011年にヘルニアが悪化して以来、全く何もできず。それでも名札にMeeting Committeeのリボンがついていて複雑な心境だったのですが、事務局のHさん（アメリカ人）から「Masumi、うれしいでしょう。2008年からの努力の結果だものね。」と言われて、そうそう、日本の若手にとってよい機会になればと思ってやったことが実現したことが大事。たとえ私がこのまま病気で何もできなくなっても、日本の水環境研究を背負う研究者がたくさんいるということじゃない、と思ったのでした。
