案の定アサザは消えていました

波あたりが弱く、閉鎖的な環境にアサザを植栽したら酸欠になり、やがては自身も消えていくこと、その点から見てもアサザ植栽事業は自然再生にはつながらないと、このブログでたびたび指摘してきました。
昨年、境島の池状の水域では、植栽されたアサザが水面を多い、酸欠状態になっていました。
http://d.hatena.ne.jp/Limnology/20110917
今年同じ場所に行ったところ、予測通りアサザはほぼ消えていました。

下の写真の左上、ヒメガマに囲まれた部分が上記の池です。

この境島地区は、1990年頃はカラスガイやイシガイがごろごろいた砂浜でした。どう考えてもこの状態は、自然再生ではなく、かけがえのない霞ヶ浦の生態系を破壊した結果だと思います。