英語もやっぱり文理で違う?

多国間国際研究協力事業(G8 Research Councils Initiative)には2つのプロジェクトからオファーがありました。予算がつくのはどちらか一方との学術振興会の縛りがあるので、人文地理学者のM・P(イギリス)がリーダーをやっている方のプロジェクトに日本から予算をつけてもらって、もうひとつのは予算無しでの参加という方向で申請書作成を進めています。
予算は無くとも内容のチェックはせねばならず、結果として2つ分読んでいるのですが、M.Pの英語は何度読んでも全く頭に入らず、仕方なく逐語に近く日本語に訳し、それでも分からなくてしばし自分が訳した文章を眺めて、ああ、こういうことを言いたかったのかと意訳して、ようやく合点が行きました。
一方、地学のB.B(アメリカ)が書いた文章は、英語のままでスッと意味が通るので、20頁以上の申請書も30分以内に目を通して、コメントを送ることができました。
単語の意味が分かる分からないではなく、文章の組み立て方が、これで同じ英語か??と思うほど違っていました。環境問題の解決をはかるには、まず自然環境を理解できる理系の知見を修得してから文系に戻ってUNEPとかに就職しようと文科三類から理学部に進学したのですが、もはや洋の東西を問わず、文系的な思考法にはついていけない気がしてきました。。