A4約60頁、45000字の「人との相互作用によって持続する汽水湖生態系の構築」報告書の素案が書けました。半分は共同研究者の方々が出して下さった結果、残りの半分の内容を一言にすると「私が理解する宍道湖生態系のこれまでとこれから」。
これを読めばなぜ宍道湖でシジミが減ったのか、ヨシ植栽が生態系の破壊になるのか、誰でも納得すると思います(だって、かつてシジミが1平方メートルあたり1000個体以上いたところが、ことごとく陸ヨシの埋め立て地になっているんですもの!)
ここで提案したプランをたたき台にして、合意形成を行った上で必要な対策をすれば、宍道湖でシジミが1万t以上漁獲されていた状況が復活してくれると思います。その次は子供でもテナガエビがたくさん採れて、天然物のウナギがそこそこ住む湖岸の復活。つい30年前までそうだったのですから、今ならまだ間に合うと思うのです。