子育て回路を仕事回路へ

「結局、うちに帰ってきても忙しくて、ゆっくりできないんだよなぁ。」
そりゃそうでしょう。高校の同窓会から21時に帰ったと思いきや「友達泊めていい?」て、「いいよ」としか言わないって、知ってるくせに。2時までは私も起きてたけど、一体いつまで遊んでいたのやら。
翌日14時からの成人式も、朝から遊び倒したあげくにウチからみんなで出かけて、帰ったと思いきや、「友達ん家で食事して帰る」。で、20時帰宅、「これから○○達、来るから」で始まり、23時半までリビングで小学生の頃のようにファミコンしていて、友人達を車で送って息子が帰宅したのが24時。
思えば我が家は息子のおかげで、自宅を建ててからの12年間、プライバシーほぼゼロでした。1階のリビング、客間のみならず、2階の私の部屋もダーツやら卓球の壁打ち目当てで乱入してきて、取り込んだ洗濯物とかを隠す暇もなく、いつしかこちらも開き直り。
それでも変化はあるもので、息子の好物だったミカンは箱単位で買っていたのですが、彼らが来て食べながらゲームすると2日ともたず、補充に追われました。高2くらいからは、ウチに遊びに来るときは何かお菓子の類を持ってくることもあって、食欲旺盛な男の子達に何を出そうと悩むことが徐々に減りました。
本当に、あれやこれやと忙しく、賑やかだった子育て。20年間、子育てに使っていた神経回路を独身の頃のように仕事だけに集中させるには少し時間がかかるようで、夕食後とか週末の家事のあと、仕事や趣味だけに時間を使える現状に、まだ違和感を覚えています。