講習会「健康影響懸念がある大気環境の診断に分析器はどう使うか」

表記講習会のご案内です。杉並病、寝屋川病でも、廃棄物処理施設からの大気汚染が疑われています。本来は事業者がきちんとモニタリングして問題解決すべきと思いますが、自衛を余儀なくされる以上、被害を受けるかもしれないサイドでデータが蓄積できる体制を整えることは重要だと思います。

講習会「健康影響懸念がある大気環境の診断に分析器はどう使うか」
主催 野田市役所、野田廃棄物大気公害原因裁定弁護団
共催 化学物質による大気汚染から健康を守る会NPO

健康懸念大気汚染としてマスコミではPM2.5の飛来が問題になっているが、野田市では2008年以来、産業廃棄物処理施設を原因とする大気汚染の健康と産業影響が懸念されている。果たして健康に影響するかどうかのこれら「大気汚染の診断」は、どのように実施され、どのように判断されるのだろうか? 分析専門家といってもそれぞれ細かな範囲の専門に任せておけばよいのだろうか?動き、変質しやすい空気は特に分析機での調査結果から実態を把握して判断することが難しい。
24時間365日そこに住んで空気を感じている住民が気が付くことを専門的検査実施と重ね合わせた検討が出来てこそ、実際の判断が出来るのではないだろうか。この講習で、住民と専門家との判断の橋渡しをはかりたい。化学物質の分析はPM2.5の量や放射線量の測定より複雑で分かりにくい。

日時:2013年3月24日 (日曜日) 午後1時
会場:野田市役所 会議室
〒278−8550 野田市鶴奉7番地の1
(東武野田線愛宕駅から徒歩15分,愛宕駅から、まめバス北、新北、中左、南右、新南ルート 「市役所」下車、または茨急バス岩井車庫行き「野田市文化会館入口」バス停下車徒歩3分)

お問い合わせの電話番号:080-6593-2768
当日お問い合わせの電話番号090-3064-7975

プログラム
第1部 (背景) 13時30分から14時
1.野田市の産業廃棄物処理施設を原因とする大気汚染と健康に関する取り組み
野田市総務部長・今村繁           2.公害等調整委員会への原因裁定申請状況
弁護団長・菅野庄一
                 
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第2部 (座学)  14時から15時30分
3.大気調査の分析・概論(30分)
大気分析分析機(種類と進化)・原理構造と取扱い・大気の安全性判断法・量か質か
4.簡易VOCモニター測定器とその活用法(30分)
原理構造・野田市での測定例・取扱い方法・成分判定手順
5.専門機関による分析報告書の読み方(30分)
廃棄物処理場周辺でのデータ記録の実例とその判読過程例
〜〜〜 休憩と準備  〜〜〜 15分
第3部 参加される方はノートパソコン持参が望ましい。
(実習)15時45分から16時45分    
6.簡易VOCモニターのデータ整理と活用法 津谷裕子(60分)

時間とプログラムは変更する場合があります。