自然環境学野外総合実習「手賀沼」

今日は新入生の実習(自然環境学野外総合実習)で手賀沼三番瀬に行きました。手賀沼では今年も「美しい手賀沼を愛する市民の連合会(美手連)」の方々が船を手配してくださり、湖上から水質、生物、景観などについて解説いただきました。

その後は我孫子市鳥の博物館で館のスタッフから説明を伺ったあと、再び美手蓮の方と質疑応答、3時間の手賀沼での実習を終えました。美手蓮の皆様には今年も入念に準備いただき、本当にありがとうございました。
鳥の博物館では、近年の手賀沼の水鳥に関する展示がありました。
手賀沼の湖岸は市民に親しみ安いように様々な改修がされていますが、鳥の目からみたらそれが脅威になっているのかもしれません。下記はそんな可能性を解説したパネルです。

手賀沼ではシンボルのオオバンが近年減っているそうです。これについて美手連の方と雑談しました。宍道湖では逆に沈水植物復活後に、それまで全く来なかったオオバンが結構飛来しています。「手賀沼がダメになった可能性だけでなく、他がよりよくなってそっちに移った可能性もありますよね。」

上の写真は、手賀沼で近年減っている鳥たちです。鳥は生態系の高位にいますので、湖沼環境の微妙な変化のバロメーターになります。この組み合わせが何を意味しているのか、考えてみようと思います。