なってからでは遅すぎる〜化学物質過敏症

化学物質過敏症支援センターのニュースレター「CS支援」73号の読者からの投稿欄に、下記の文章がありました。
私自身が子供の頃から、軽度の化学物質過敏症(CS)でした。当時はそんな言葉もなかったのですが、気分が悪くなる場や食べ物(練り物は全く受け付けられませんでした)については記憶するようにして、共通因子を割り出しそれらを避けることで防衛してきました。
なってから、重症化してからでは、遅すぎます。化学物質については予防原則が適用されるべきだと思います。また発症前に兆候がつかむ方法(メタボロミクスとか?)が開発されるべきだと思います。そして親は我が子がCSを発症しないように、この病気について基本的なことは学び、できるところから予防しましょう。
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 CSを重症化させてしまいますと、生き地獄です。「生きているよいも死んだ方が楽だ。」と思うようになります。しかしCSはいくら重症化しても、よほどのことが無いかぎり、CSで命を奪われることはありませんので、そのため、何ヶ月、何年と「拷問の責め苦」にあうようなもので、生き地獄そのものです。
 (中略)
 しかしCSは、特定のニオイだけに反応し、一般の住宅街で注意して暮らせば、買い物にどこへでも行ける軽症の人から、CS対策をとっている自宅以外はほとんど外には出られない人まで、天と地ほど症状に差があります。人は自分自身が現実に体感しないと、その現実を実際に理解できないものですが、軽い人も重症化しないように生活すべてにおいてくれぐれも注意しなければいけません。