脱、貧乏暮らし

大学に移った途端に獲得予算が一桁減って、まさかの貧乏暮らしがず〜っと続いてきました。最近ようやく産総研にいた頃の獲得予算に近づいて来て、ホッとしています。
複雑で多層に渡る環境問題の真の解決がひとつの研究室での狭い取り組みでできるはずもなく、私の研究は常に共同研究です。あの人とこんな研究をしたい、あの人とはこれ。。と思っても、先立つものがなければお願いもできません。
その年ごとに「これが今年の鍵!」と思ったトピックに重点投資してきた結果、大型プロジェクトでは自分の研究室への配分がいつもギリギリになってしまい、産総研時代の秘書さんからは「山室さんはいつも数千万円の予算を獲得するのに、何で自分のPCを買い換えることさえできないんですか?」と笑われていました(仕方ないので箱やディスプレイは廃棄物置き場から拾ってきて、マザーボードとかだけ買って、小学生だった息子に組み立ててもらってました)。
今年度は久しぶりに貧乏から脱却した記念すべき年なので、かねてから秘書さんと「お金に余裕ができたら○○を買おうね」と言っていたものを、年度末に予算が無くなる前に「お祝い」に買ってしまおうかと思っています。