井本史夫著「シニア犬のケアと介護」

行きつけの美容師さんとの雑談で「犬もぼけるのよ。遠吠えでしょ、徘徊でしょ。」と、その16歳の天寿を全うしたのがうちのクリと同じ柴犬だったことから、衝動買いしました。人間の認知症も初期の段階で分かっていれば、対策によって遅らせることができると聞いているので、今から準備しておけば多少は違うかと思って。
オールカラーで一目で分かる写真満載。わずか71頁で、今、飼い主として何をすべきかほぼ把握できる超おすすめ本です。
大型犬はそもそも、小型・中型犬ほど生きないようです。逆に言うと小型・中型犬は条件が恵まれれば長生きでき、人に換算すると110歳まで生きれるという表が7頁にありました。中型犬の柴犬は、なのでボケる確率が高いわけですね。
そして2歳未満の今から慣れさせておかないと、歯槽膿漏になるかもしれない歯肉のチェックとか、させてもらえなくなります。どうせ帰宅が遅くて毎食後の歯磨きは無理と諦めた歯磨きも、今からでも再びやらないとと思って久しぶりに歯茎を見たら、ヤバイ、もう手遅れかも。。。
我が家はバリアフリーに造っていて、唯一段差がある玄関も、人間だったらバリアにならない差です。でもシニア犬になった柴犬には、越えられない段差と分かりました。こうなったらクリには、天寿を全うするまで脚力を維持してもらわねばなりません。
歩けない、床ずれができるなど、犬も介護が必要になってくるようです。子供の頃に飼っていた犬はフィラリアで6歳で死んでしまったことから、クリはしっかり毎月薬を飲ませています。それで長生きした結果、寝たきりになって床ずれができるのが犬の一生として幸せなのかとか、いろいろ考えさせられました。

シニア犬のケアと介護 (NHKまる得マガジン)

シニア犬のケアと介護 (NHKまる得マガジン)