論文アクセス数4ヶ月で約600

4年前の卒業生から近況報告とともに、Springerから20日に届いたメールにどう対応すればよいか問い合わせがありました。3月にSpringerPlusに出した下記の彼女の筆頭論文のアクセス数が現時点で593であること、これらはSpringerPlus経由のアクセスのみで、例えばPubMed経由などは含まれていないので、総アクセス数はさらに多いはずだ、とありました。

Changes in alkaline band formation and calcification of corticated charophyte Chara globularis
Chika Kawahata, Masumi Yamamuro and Yoshihiro Shiraiwa
SpringerPlus, 2:85 (05 Mar 2013)
http://www.springerplus.com/content/2/1/85

わずか4ヶ月で600近いアクセスというのは驚きでした。最近はSpringerPlusのようにオープンアクセスの雑誌がIFも急上昇していて、古くからの格式ある雑誌のIFが下がっていると聞きます。地球科学ではあのGeochimica et Cosmochimica ActaのIFが4を切っています。陸水研のように、複数の分野にまたがる問題をフィールドデータから独自の視点で議論していると、たとえばLimnology and OceanographyとかGeochimica et Cosmochimica Actaとかに載せるにはハードルが高いのですが、そういう雑誌に載せなくとも、求めている読者に広く届けられるオープンアクセス誌の成長は喜ばしいことだと思いました。