宍道湖で国土交通省がヨシの刈り取り開始

本日の山陰中央新報に、国土交通省宍道湖でのヨシ植栽を今年度をもって終了し、枯れたヨシが湖底環境を悪化させる可能性があることから、冬からは刈り取りを行うとありました。当該記事は下記です。
130727山陰中央新報ヨシ植栽終了.pdf 直
これは画期的なことだと思います。たとえば手賀沼ではハスの枯死体が堆積して湖底環境が悪化していることは歴然としているのですが、「これは土木サイドの問題ではない」「手賀沼の水質全体から見たら影響はないので環境サイドの問題ではない」と、どこも刈り取りをしてくれません。
霞ヶ浦では本来砂浜だったところが護岸工事以降にヨシが生えたりしていますが、元々大きなヨシ原があったのは下流部の妙技が鼻と呼ばれる地域です。ここには多くのヨシ原固有の希少種がいます(これに対して最近植えたり生えてきたヨシ原は、当然ながら多様性が極めて低いです)。
この貴重な妙技が鼻のヨシ原は、火入れや刈り取りが行われなくなったためにヨシだけが増えて乾燥化が進み、希少種が追われつつあります。同じ国土交通省が刈り取りを事業として行えるのでしたら、霞ヶ浦でも刈り取りが事業としてできないかと思いました。
わけのわからない「自然再生」事業にお金をかけるよりも、残っている貴重な場を保全する方がはるかに大切であることは、歴然としていますから。