勝負あった!アサザVSトチカガミ

各地のフィールドでアサザを見ていますが、ヒシとアサザが共存しているところは見かけるのですが、アサザトチカガミが共存している例はみたことがありません。
そこで7月中旬からアサザトチカガミを同じ容器にいれて、どうなるか実験してみました。左側は植物遺骸が多い堆積物、右側は砂をいれました。画面上部がトチカガミ、下部がアサザです。

昨日、久しぶりに大学屋上に観察に行ったところ、「勝負あった」でした。砂でも腐植土でもトチカガミの勝ち。

連日の晴天のため、水槽はどれも水位が下がっていました。アサザトチカガミ水槽については、このまま水をやらずに干上がらせようと思います。関西のアサザ調査で、アサザは抜き取られて畦に捨てられても、根を延ばしたのか乾いた畦上で平気で生きていました。このまま干上がらせたら、浮遊根しかもたないトチカガミが弱って、アサザが逆転する可能性があるかもしれません。