子供達がいない夏休み

今年の8月は久しぶりにフィールドを結構入れました。

1日:手賀沼実習(1)
4日:手賀沼実験池
9〜14日:宍道湖
16・17日:佐鳴湖
25日:水草研究会のエクスカーション
29日:手賀沼実習(2)
31日:山口県のカルスト地形

博士課程の頃は梅雨があけたら宍道湖入りして、9月初めまで毎日のように採水・採泥・野外実験していました。それに比べればまだまだ物足りないのですが、入試とか委員会とかがある職に就いた以上この時期に全てをすっぽかすわけにはいかず、これくらいでよしとすべきなのでしょう。

何と言っても子育てが一段落したのが、夏のフィールド調査を可能にした最大要因です。例えば今回の宍道湖調査、13年前のこの頃には、両親と子供達を連れて隠岐宍道湖で家族旅行していました。その後も子供達にはなるべく自然に近い海岸を見せたいと、夏休みには石垣島西表島に行ったり、屋久島に行ったり。

今回の宍道湖調査の空港やホテルでいかにも家族旅行中の子供達を見て、かつては私もあちら側だったんだと思いました。

あと10年もして停年になったら、研究もできて、かつ委員会とか入試とかに縛られないポジションをゲットするか自分で造るかして、学生時代のようにフィールドという現場三昧の研究を新たに展開したいと思います。でもその頃に孫がいたら「自然に近い海岸でジュゴンを見せてやりたい!」とか言って、夏休みには孫達とミンダナオあたりに行ってるのかもしれません。。。