ヨシ植栽にかける経費でナガエツルノゲイトウの駆除を!

ナガエツルノゲイトウは特定外来生物に指定されている水草です。水草といっても地上でも繁茂できて、淀川河川敷では芝生かと思いました。
一節からでも根を伸ばすことができるので、流れでないようにネットをはってから駆除作業をするなど、性質をよく知った業者が駆除にあたらなければ、かえって繁茂を促進してしまう厄介な植物です。
印旛沼では既にこの植物に湖岸が覆われています。覆われるとどうなるのか。水中に光がささず、ほかの水草が枯れてしまいます。動物もいなくなります。
写真は手賀沼湖岸で見つけた、ナガエツルノゲイトウの群落です。付近にも飛び火しています。地域住民の方の情報によると、大津川河口にもはびこっているようです。

手賀沼湖岸は、至る所に土留めを作って、ヨシを植栽する事業が行われています。自然湖岸化ということですが、その前面にナガエツルノゲイトウが生えてしまっては全く自然ではありません。外来生物問題の多くは外来生物が広域にわたって定着してしまった後に明らかになることが多く、その場合、問題の解決には多くの金額と時間と労力が必要になります。
今ならヨシ植栽にかける経費のうちのわずかを費やすだけで駆除できまる可能性があります。印旛沼のようになってしまう前に、一刻も早い駆除が望まれます。