実りの秋

毎年のことながら、産総研計画停電前は土日祝日返上で、質量分析の追い込みです。
昨日は自転車で少し早めに出て、公園や産総研構内で栗拾いしながら通勤しました。
この季節は栗や銀杏がそこここで落ちていて、朝の通勤時だけでも写真のように、夕食のデザート分くらいの栗は拾えます。

学生の頃、本郷構内の銀杏を拾いに行くと、先着の周辺住民から「ここは私たちが昔から拾ってきたのだから」と拾わせてもらえず、授業料払っている私たちがなぜ追い出されるんだと悔しい思いをしました。人口密度が高いとギスギスしていけません。
私が就職した20年前の地質調査所海洋地質部ではこの季節の夕方になると、キノコに詳しい先輩方が構内で取ってきてくれた種々のキノコを焼いてごちそうしてくれました。宴会の最後は必ず肩を組んで「我は海の子」を合唱していたのどかな部署らしい、秋の風物詩でした。