産総研の2回目の計画停電、予定より1時間遅れて本日19時に完了し、実験用電源がオンになりました。
昨日夕方、停電に備えて質量分析計の電源をオフにしたとき、ターボポンプが回転速度の低下につれてキリキリキリ。。という感じの音を出して、うろたえました。もし今日立ち上がらなかったら、どうしよう。H君の南極論文やA君のヨシによる有機物負荷研究が書けなくなったら。。。と不安を抱えつつ電源を入れたら、ターボポンプの立ち上がり時には、オフにしたときよりもひどい音を立てていました。この装置はもう17歳で、サポートも打ち切り。軋むのも仕方ないのかもしれません。
幸い、真空度が1時間で10^-7まで下がったので、壊れてはいないようです。明日また来て、10^-8まで下がっていれば八割方OK。もう20年も質量分析計のポンプの音を聞きつつ仕事してきたので、この音が聞こえなくなる日が来るなんて考えたくもないです。