バイカル湖が危ない

バイカル湖のそばにいるT先生から、最近のバイカル湖の写真が届きました。何年か前に行ったときは目に見えて水が汚れているという感じではなかったのに、それらの写真には油が浮いた湖面や、藻類がマスになって打ち上げられて腐っている状況が映し出されていました(ここまでひどくなったことはロシアでも一部にしか伝えていないので、写真の転載はしないでくださいとのことでした)。目に見えない毒性物質だけでなく(例えばバイカルアザラシへの化学物質の蓄積)、目に見える汚濁も相当進んでいるようです。
T先生からは最近の研究成果とともに、一般向けにバイカル湖の現状を紹介した文章も届いたのですが、これがまた当然ながらロシア語なんですねぇ。ロシア語って、文科三類でロシア語ばかり一生懸命やってた時でさえ、「可愛い女」を読破するのにどれだけかかったか。いわんや、脳の一部がまだ動いていない現状では、全く歯が立ちません。英語のリハビリが軌道に乗ったら、せめて写真の解説を面倒に思わず訳せる程度には、ロシア語のリハビリをせねばならないようです。