表記研究会に参加しました。シジミが取れるところは汽水湖が多く、国内の面積が大きめの汽水湖はこれまでに一度は行ったことがあるものが大部分なので、どの水域のお話も懐かしくうかがっていました。
特に面白かったのは、修論で研究対象としたパンケ沼(天塩川汽水域)です。北海道のシジミはさぞかしゆっくり成長するのだろうと思っていましたが、実験した結果、20日で5mmも成長している例もありました。
北海道ではシジミを出汁にするのではなく身も食べるために、大きめのが好まれるそうです。天塩川の漁獲サイズは2.5cm、大樹(生花苗沼)では4cm以上です。これだけ大きいものは、味噌汁ではなくすまし汁にすることが多いそうです。さぞ高価で取り引きされていることと思ったのですが、意外とキロ1500円。ここでは漁は年1回しか行わず、長年の慣例で売人さんが決まっていて、買い取り価格が変動しないようだとのことでした。
(追伸)
筑波西武で再び宍道湖産シジミが販売されるようになりました。100g150円と以前より安めなのは、宍道湖産シジミが不調だったときに東北での漁獲が増えて、少し値崩れしているためなのでしょう。今がお買い得!
(再追伸)
本日2月27日夜のジャスコで、久々にシジミ発見。生シジミは十三湖産で、パッケージに「塩水(濃度の説明あり)で砂出しをしてください」と丁寧な解説シールが貼っておりました。レトルトは初めて見る熊本県産。急いでいたので価格をメモするに至らず。