講義の担当、拒否されました

私が自然環境学専攻でボイコットを行っている問題について、5月3日記事で「その合意が法律違反につながる可能性があることが予測される場合、共犯にされないために唯一できることはボイコットしかありません。しかし会議のボイコットだけでは専攻には都合がよいだけですから、講義もボイコットすると宣言しました。」と書きました。

一方、4月時点で私の指導学生ではない新入生の方から「山室先生は講義されないのですか。楽しみにしていたので残念です。」と声をかけられていました。このため5月7日に専攻長F氏と私、それに第三者にも出席いただいての三者会談があった際に、「講義については、私のボイコットが学生さん達の不利益になることに気づきました。これは私としては本意ではないので、講義については専攻業務として行います。」と申し出ました。

これについて専攻長F氏は「全教員に謝罪した上で全ての業務(会議も含む)に復帰すること以外は認めない。従って講義だけを担当することは認めない。これは専攻基幹教員全員一致した考えです。」と回答しました。ここは教育機関ですから、互いに主張が対立する中で折り合いを探って行くためには、双方ができる範囲で学生さん達の不利益にならないことを目標に譲歩するのが筋だと思っています。ですので、この回答には驚きました。

読者のみなさまには、指導教員の強制変更で被害を受けている学生さん達にお気遣いをいただき、本当にありがとうございます。引き続きご支援よろしくお願い申し上げます。