あと2本を1ヶ月で!

脳の後遺症がほぼ完治したので、査読付き論文印刷数10本を最低レベルとした昨年。惜しくも達成できずと落胆していたら、共著が12月に印刷になっていて、実は達成できていました。
今年の状況ですが、私の筆頭論文が陸水学雑誌の最新号に2本掲載されました。

山室真澄・神谷宏・石飛裕:宍道湖における沈水植物大量発生前後の水質.陸水学雑誌、75:99-105
山室真澄:日本の汽水湖沼での異常増殖が懸念される淡水産沈水植物・浮葉植物の繁茂が確認された塩分範囲.陸水学雑誌、75:113 -118

同雑誌には共著の投稿中が2本あります。D3の学生さんが受理された論文が1本、もうすぐ受理されそうなのが1本。共著の投稿中がL&Oに1本、PLOS ONEに1本。これら全部が2014年で印刷になったとしても、まだ2本足りません。
ヨーロッパや南米の知人、OB・OGが編集者とやりとりしている論文が4本以上あるので、昨年のように実は達成できていたなんてことになるかもしれませんが、とりあえず自分が状況を把握できる範囲で「6月末までにあと2本投稿」を目指そうと思います。

(追伸)
査読付き論文をなかなか出せない理系の若手には、なぜ出せないのか、徹底的に自己分析することをお勧めします。ノーハウ本などありますが、そのノーハウを適用することが改善になるかどうかは、原因によります。私の場合は明らかに脳の後遺症で、読んだ文章を数行後には忘れるという甚だしい状態を脱してから閃きが回復するまで、10年以上要しました。閃かないのは後遺症のせいでどうしようもないので、閃かないでも書けるようなテーマを探すことが対策となりました。
その人それぞれの事情があって、その事情を一番よく分かるのは自分自身だと思うのです。