霞ヶ浦、謎な地点

霞ヶ浦で長年水質調査をしている中学校の生徒さん達が「謎の地点」としているポイントです。
霞ヶ浦にしては透明な湖岸です。時々動物が大量に死んでいるとのことで、死んだ亀の甲羅が映っています。

透視度がいつも他の地点より高く栄養塩濃度は高い、pHは低いと聞いていたので、植物プランクトンが増殖しにくい環境なのだと予測していました。堆積物は砂で、黒色ですが硫化物臭はありません。

付着藻類も他の地点より少ないので、やはり予想通り、植物が繁茂しにくい水質になっているようです。この地点はアサザ調査でいつも通っていたのですが(近くの水路でアサザが自生しているので)、こんな不思議な現象が起こっていることは見落としていました。生徒さん達が長期間にわたって観測したからこそです。