汽水の研究をしていて「ベニスシステム」を知らなかったら素養が疑われるほど、汽水研究にゆかりの深いベニス。ラグーン研究者なら一度は必ず行きたいところではないかと思います。
その憧れのベニス滞在は実質2日。本当はリド島に泊まってベニスラグーンを形成している州の開口部を見に行きたかったのですが、バイカルに行けることになってビザ手配に奔走している間に予約のタイミングを逃してしまって、ネットで調べたときは既にどこも満室。セカンドチョイスでサンテラズモ島のホテルに予約しました。
かくなる上はベニスラグーン内の島に行けるだけ行こうと、ベネチア島での見学はそこそこにして、ムラーノ島、ブラーノ島、トルチェッロ島と歩き回りました。おかげで久々に足にまめができました。
下の写真はブラーノ島の街並みです。漁師が自宅に帰る際に、霧が深くても自宅が識別できるよう、鮮やかな色に塗っているそうです。
この日は土曜だったのですが、漁師さんが網を繕っている様子を3回ほど目撃しました。
この島はレースでも有名なんだそうです。
ベネチア島同様、軟弱地盤の為に建物が傾いていました。これまでに液状化は起こらなかったのでしょうか。。
車や自転車が走っていない(走れない)のもベネチア島と同じでした。というか、今回歩き回った5島のうち、車や自転車が走り回っているのは、宿泊しているサンテラズモ島だけでした。海に近く車も走っていないためか、ベニス島でさえ、つくばよりもずっと空気に透明感がありました。