生物の正確な同定無しに生態系保全はできない

陸水学会企画委員会主催の課題講演 「陸水生物の分類と生物地理−研究の進展と展望−」(コンビーナー:野崎健太郎椙山女学園大学教育学部)・谷田一三(大阪府立大学理学系研究科、大阪自然史センター、豊田市矢作川研究所)は、聴講者で会場一杯。活発な質疑・コメントが飛び交いました。日本の大学では分類学は絶滅寸前ですが、信頼できる分類無しに生態系の議論ができるはずがありません。陸水学会会員には、そのような観点から分類学に強い関心を持っている会員が多いことが、今日の盛況でわかり、心強く思いました。

午後は同じく企画委員会主催で「ベントス同定コーナー」を開催。これも一時は立ち見が出るほどの盛況でした。ご協力いただいた先生方、装置を無料で貸して下さったK者のO様、ありがとうございました。

私は小物を用意したのですが、下の写真が先生方にも好評でした。一見普通の筆箱ですが、

開けて立てることができます。ピンセットや柄付き針などをフィールドに持参して使うときに大変便利です。製品名はコクヨの「NEO CRITZ(ネオクリッツ)」です。