未来はどこまで予測できるか

昨夜はNHKスペシャルNEXT WORLDの第1回「未来はどこまで予測できるか」を見てました。
http://www.nhk.or.jp/nextworld/#/about
人工知能ビッグデータが何をうみだすのか。日経サイエンスにたびたび関連記事がでていたのである程度想像はしていましたが、既にこれほど広まっていたのかと大変参考になりました。
研究環境も、あと5年以内に大きく変わるかもしれません。少なくとも、私が日頃から言っている「論文なんて読んでないで現場に行け!」が当たり前のことになると思います。科学論文はデジタルデータなので、その判読能力は、人より人工知能が優位に立つ日が必ず来ると思います(既にアメリカでは裁判資料の仕分けが弁護士から人工知能に置き換わりつつあることが番組で紹介されていました)。
フィールドで未だデジタルデータになっていないことやデータ採取法が確立していないことをデータにする作業や、そもそも何を測れば問題解決に結びつくかもしれないデータになるのか現場に行って判断することは、しばらくは人工知能にはできないことだと思われます。
もうひとつ、これも近い未来にはまだ人工知能ビッグデータでは解決しないだろうことがあります。これについては戦略を練らないと、逆にこちらが不利になる状況になりそうだと思いました(So what?を思いついたら、改めて書きます)。