水界生態系を潜らずして語るな!

生物多様性を本当に守るには、多様な生物と共に生きているという実感が大切。実感するには沖縄の海に潜りましょう!との、本川達雄先生(「ゾウの時間 ネズミの時間」「歌う生物学」の著者)の文章を読みました。とても共感しました。
http://www.sof.or.jp/jp/news/301-350/346_3.php
湖沼に関する自然再生とか保全生態とかに違和感を感じるのは、そう唱えている人達が「人工的で自分のみに好都合な環境を作ってそこで暮らしている現代人」だからなのかもしれません。
湖の生態系保全を語るのでしたら、岸や浅瀬から眺めるだけでなく、「こういう実感が持てると、生物について何を語ろうとも、それほど的外れなことは言わないだろうなと思えてきた。」と実感するまで湖に潜ってからにして欲しいと思います。そうしていれば、アサザ霞ヶ浦)やヨシ(宍道湖)を植えることで多様性が増えるはずなどないことが、事前に分かったでしょうに。
(「」内は本川先生の文章からの引用です)