ユスリカ減少とネオニコチノイド系殺虫剤

昨日の記事で、1990年代から湖沼でのユスリカ羽化が減っている可能性を指摘しました。知り合いからの情報では、日本でネオニコチノイド系殺虫剤が使用され始めたのが1990年代だそうです。
それまでにも農地で使われる殺虫剤によって生物に影響がでることは度々ありましたが(魚が浮いたとか)、ネオニコチノイド系殺虫剤がこれまでの殺虫剤の影響と全く異なるのは、「全国的にミツバチが減った」「全国的にアカトンボが減った」など、異変を訴える声が全国的であることです。
ミツバチ、アカトンボはどちらも昆虫です。そしてユスリカも昆虫です。農地(特に水田)で使われるネオニコチノイド系殺虫剤によってユスリカが減った可能性は、全く無いとは言いきれないかもしれません。
知り合いからは、ネオニコチノイド系殺虫剤が生物に与える影響を網羅的にまとめた学術論文が下記から入手できると教えてもらいました。「無脊椎動物(invertebrates)」について、時間ができたら読んでみようと思います。

http://www.tfsp.info/worldwide-integrated-assessment/