東京大学理学部地理学教室同窓会

昨夜は4年ごとに開かれる東京大学理学部地理学教室同窓会に出席しました。卒業以来始めて会う先輩・後輩が何人もいて近況をうかがっているうちに、2時間があっという間に過ぎました。
何より驚いたのが、私より20年以上年上の大先輩が、教養学部1年生のときに家庭教師をしていたお宅のお父様だったことが判明したこと。当時は大蔵省にお勤めでした。私が進路について「環境問題の解決に貢献したいのだけれど、理系に行くか文系に行くか迷っている」と話したところ、「大蔵省に入って、有効な政策に予算をつけることで解決に向かうから、文系がいい」とアドバイスいただきました。結局、アドバイスに反して理系に進学したこともあり、またその方が政界を目指して地元に移られて、以後40年以上ご無沙汰してしまっていました。
かなり珍しいお名前だったことと、当時とほとんど変わらぬ風貌がその方しかあり得なかったので、思い切ってお声をかけたら、やっぱりそうでした。法学部を出られた方だと思っていて、万が一にも地理出身なんて思いつきもしませんでした。
その方によると、地理出身で省庁のトップクラスまで務めた方が、他にも数名おられるようです。卒業生の人数を考えると、すごいことだと思います。私が思っていた以上に、地理学教室は懐の深いところだったようです。

(追伸)
後日Wikipediaで見たら、「東大法学部出身」とありました。Wikipedia情報って怪しいのは極めて怪しいのですが、やっぱりと思いました。