2015年度のフィールド、テーマ

新年度が始まりました。今年度のフィールドは昨年度に続いて宍道湖(生態系全般)、フィリピンのミンダナオ島ジュゴンと海草)、ロシアのバイカル湖食物連鎖)です。フィールドを特定しないプロジェクトは生活環境中のイソシアネート分析と、メガシティの温暖化に対する脆弱性の研究。余裕があれば諏訪湖の現状も見に行こうと思います。
学生さんに担当してもらってきた霞ヶ浦手賀沼については、某専攻が相変わらず理不尽なイジメを強硬していることから、私を中心にできる除草剤関係とハスvsヒメガマの実験に限定して進める予定です。
2016年度に陸水研に進学したい方は、理学系研究科地球惑星科学専攻を受験してください。上記のフィールドワークはどれも2017年度まで継続しますので、修士論文の研究テーマにできます。他の場所でどうしてもやりたいテーマがある場合は相談に乗ります。
地球惑星科学専攻の受験案内は下記ですが、新年度についてはまだ更新されていないようです。
http://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/admission/index.html

蛇足
指導教員を強制変更して専門が異なる教員に担当させても全く恥じない専攻って、専門性を理解していないも同然だと思います。本郷から某専攻への進学者が少ないのは、専門的な教育を期待する学生さんにとって魅力に乏しいからではないでしょうか。
昨年度の受験者はかなり減ったようですが、今年度はどうなるのでしょうね。私にコンタクトしてきた学生さんには、当然ながら昨年同様、事情を説明して他の専攻をお勧めします。