初めての月命日

今日は中さんの初めての月命日です。
あんなに純粋で、誰に対しても謙虚で優しくて、常に努力を惜しまなかった人を見たことがありませんでした。
陸水研には中村姓が3人いたので、博士の中さんは「あたるさん」、修士のふたりは「T君」「Y君」と、名字で呼んでいました。
昨年の柏キャンパス一般公開のとき、中さんが来てくれました。チョコに目がない私に、きっと大枚をはたいたのでしょうね、Godivaチョコボックスを贈ってくれました。専攻基幹教授の陰湿ないじめを彼は知っていたので、チョコで励まそうと思ったのでしょう。「先生、大丈夫ですか?私ならとても耐えられそうに無いです。」と言ってました。
この件では今なお、事実を隠蔽する動きが垣間見られます。でも私が負けることはありません。これまでの人生でも、私が「これは絶対に負けるわけにはいかない」と思ったことで、負けたことはありません。宍道湖淡水化にせよ、中海干拓にせよ、当時知られていなかった脳脊髄液減少症にせよ。
いつの年度だったか修了式で言ったような気がしますが、たとえ99回失敗しても100回目に成功すれば、それまでの失敗は成功までのステップに変わる。勝つか負けるかを決めるのは自分。勝つまで諦めなければ、負けることはない。
加えて今は、「誰が何と言おうと、早くに逝ってしまった中さんの分まで、正しいことを貫く人生であろう。」と思っているので。